生物学者・ダーウィンに学ぶ「誰かのため」

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コラム

進化論を提唱した生物学者・ダーウィンが生誕して、先月で210周年。

彼が主著『種の起源』を出版したのは、50歳の年だった。

 

出版された日に売り切れるほど、反響は大きかった。

だが進化論は聖書の教えに反することから、厳しい批判にさらされたことは、よく知られる。

 

ダーウィンは度々、侮辱的な言葉を浴びた。

それでも主張を曲げず、研究をやめなかった。

その理由はこうである。

私は、自然科学にわずかな貢献をすること以上に良い生涯を送ることは自分には出来ないと考えた

「ダーウィン自伝」

利益や名声といった利己的な動機だけで、非難や中傷に耐えてまで信念を貫くのは難しい。

逆境にも自分の支えとなるものは「誰かのため」という目的観だ。

その人は、苦難さえ向上の追い風にする、充実の人生を生きられる。