児童館で子どもたちが竹馬に乗って競争をしていた。
寒風をものともしない元気な姿が、何とも微笑ましい。
遊具としての竹馬の起源は明らかではない。
中国の歴史書「晋書(しんじょ)」には、4世紀の東晋時代の軍人・桓温(かんおん)が、ライバルの殷浩(いんこう)を指して語った言葉が記されている。
”幼い頃、私は彼と一緒に竹馬で遊んだが・・・・・”等と。
ここから、幼馴染を意味する「竹馬の友」という言葉が生まれたとされる。
「メロスには竹馬の友があった」。
親友セリヌンティウスとの信義を描いた太宰治の名作『走れメロス』の一節である。
真の友情とは何か。
2人の姿は、そんな問いを私たちに投げかける。
師は、友情には「上中下」があるという。
「下の友情」はいわば”一緒に楽しんでいこう”というもの。
「中の友情」は、目的を共有した”励まし合いの友情”だ。
そして「上の友情」とは、「同志のつながり」であり、「互いに命をかけていく友情」である、と。
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