昨日のトーマスに引き続き、今日は若きコロンビア人、エガン・ベルナルについて今年のツール・ド・フランスの予想をしてみようと思う。
ツール・ド・スイス総合優勝
第4ステージで落車リタイアしたゲラント・トーマスに代わってチームイネオスのエースを務め上げ見事、総合優勝してみせた。
持ち前のクライミングセンスで山岳では格の違いをみせ、タイムトライアルでも上手くまとめた。
ベルナルは「これは今まで勝ったレースの中で一番大きなレースの一つ。とても嬉しいし、これからのレースに向けて自信に繋がるよ。落車でジロを欠場した自分にとって、復帰戦のレースで勝つのはチームにとっても素晴らしいこと」とコメント。
ジロ・デ・イタリア欠場
昨年のチャンピオンでありチームメイトのクリス・フルームにグランツールの戦い方を伝授され、初めてのグランツールでのエースを担う予定だった。
しかし、直前のトレーニング中に落車をして鎖骨を骨折。
非常に今年のジロでの走りを楽しみにしていたのだが、残念ながら欠場となった。
まとめ
ジロ・デ・イタリア欠場からツール・ド・スイスに出場が決まり、そこでエースのトーマスがリタイアして急遽エースを任されたにもかかわらず総合優勝。
かえってツールへの準備はトーマスよりも出来ているだろう。
しかしチーム・イネオスといえばチーム・スカイ時代からグランツールではエースの総合優勝に完全に的を絞って戦う。
アシスト選手はステージ優勝や各種ジャージにも目もくれず。
順当にいけばおそらくトーマスがエースになると思うが、今年のコースレイアウトだと、むしろベルナルの方が向いているような気がする。
例年に比べ山岳ステージが多いだけでなく登りの距離が長く勾配がキツい。
ただ一つだけ懸念材料があるとすれば、3週間のステージレースに対してのコンディショニングだろう。
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