広島カープ3連覇の躍進を陰で支えた男『苑田聡彦』

Leica M3 / Xenon 5cm f1.5 (Tri-X400)
コラム

プロ野球のセ・リーグ3連覇を果たした広島東洋カープ。

その躍進を陰で支えた一人が、

スカウト統括部長の苑田聡彦(そのだとしひこ)氏である。

発掘した選手たちがレギュラーに育ち、

”15年連続Bクラス”のチームは常勝軍団に変わった。

 

彼は全国のグラウンドを連日訪れ、

若い選手の”何気ない所作”から大成の素質を見抜く。

元メジャーリーガー・黒田博樹投手は

打たれた時に「目つき」が鋭くなる。

野村祐輔投手は

練習後に必ず「走り込み」をしていたという。

 

なぜ選手の素質を見抜けるのか。

苑田氏は言う。

「スカウトはひとりの青年の人生を背負っている。

だからこそ、

本当に完全燃焼できる人間を

プロ野球界の世界に導かねばならない」